【2020.11月度 太陽熱温水器昇温報告】雨の日が少なく結果は良好でした

早いもので本年も最後の月となってしまいましたが、太陽熱温水器の昇温結果を報告します。
11月の天気の特徴は何といっても晴天が続いたこと。
雨の日が2日しかなく、それも曇りから雨で、一日中降った日はゼロ。そのため、暖房用の採熱器からの熱を取り入れない状態でもそれなりの結果が出ています。
平均到達温度は28.1℃

昇温グラフ(11月)
朝の温度をみると、10月は平均18℃だったのに対し、11月は13.5℃と4.5℃も下がりましたが、到達温度(午後4時ごろに測定)は28.1℃になりました。
真空管の追加の効果は絶大
ところで、私が使っている太陽熱温水器は真空管式のベランダ型です。(分離分割型)
暖房用の真空管が屋根に載っているので、設置する場所がなくベランダに設置していますが、実はここはあまり日当たりが良くありません。
前の家の2階部分が午後になると陰になるからですが、日当たりが良い場所に100リットル用の採熱器(24本)を設置してあります。

ベランダ型太陽熱温水器
ところが、タンクの方がなぜか150リットル用のものが届いてしまい、温度がさっぱり上がりませんでした。
6年ほど我慢をしていたのですが、今年の春から真空管を追加しようと思い立ち、デモ用のタンクを使って6月から32本(8本追加)にしました。
※150リットル用は真空管が36本です。
いずれにしても日当たりが良いわけではないので十分ではないのですが、午前中だけでも一気に温めることができるメリットはあります。
日照が良ければあと20%程度は向上すると思うのですが仕方がありません。
まとめ
これから冬至に向かって太陽の位置が更に下がって厳しい条件になっていきますが、来年の1月には元に戻りますのでしばしの辛抱です。
いずれにしても太陽熱温水器を使っていれば、少なくとも燃料の半分は節約できます。
お金の問題もありますが、燃料を調達する手間も省けますし、自分でエネルギーを確保している実感はとても素晴らしいものです。
また地球環境を少しでも汚さないという点においても、私たちが取り組まなければならないことであろうとも思います。
電気を作る前に太陽熱を利用しませんか。