このところ随分と温かくなりました。

そのせいもあって、太陽熱温水器の温度もかなり高温になる日も多くなりました。

ところが、天気が良いのに燃料消費がこれまでとあまり変わらない。

なんとなくそう思ったので、以下の方法で天気の良い夕方の4時過ぎくらいに行いました。

理由は、高い温度になっていないと判断ができないからです。

1 給湯器の電源を落とす

2 お風呂か台所の水栓(サーモスタット付き)を40℃くらいに設定してお湯を出す

いつになってもぬるいお湯しか出てこない、あるいは異常に高い温度のお湯が出てくる。

こんな場合は、ミキシング弁が劣化(壊れている)している可能性があります。

このままにしておくと、せっかく太陽で温めたお湯が、効率的に使うことができず無駄になってしまうかも知れません。

点検開始

私が使っている太陽熱温水器は、2015年に設置したものでですから早8年が経ちます。

この間、何度も凍結をさせてしまったものの故障せずにきました。

しかし、今年の1月の大寒波では凍結で膨張タンクから漏水してしまいました。

8年も経っていますから、凍結だけが原因ではなく、錆とかもあって漏水したようです。

ミキシング弁は、金属製なので凍結しやすい部品のため、かなり厳重に保温をしてきたのですがマイナス16℃もの低温ではやはり無理でした。

ということで、石油ボイラーの電源を切り、浴室のシャワー(設定温度は40℃くらい)を使ってみました。

やはり、さっぱりお湯が出てきません。

ちなみに、今日は暖房の熱が温水器に行っており、60℃近いお湯になっていますからかなり熱いお湯が出てこないといけません。

ところが、シャワーからは冷たくはないのですが、温かくもない水しか出こないわけです。

もはやこれまでと判断、Amazonにミキシング弁を注文しました。

ミキシング弁は何を選ぶ

ところで、ミキシング弁は中国製の独壇場で安いものがたくさん売られています。

でも、あまり安物を使うのは怖いので、それなりの値段のものを選びました。

選ぶうえで重要なのは、シャワーの水圧が十分かどうかです。

理由はよくわかりませんが、シャワーの圧力が落ちるものがあります。

これまで使っていたのも中国製で、値段は8千円くらいの物でしたが特に不都合はありませんでした。

同じものを考えたのですが、なかったので近いものを選んだわけです。

Amazonですから夕方届き、翌日朝から作業を始めました。

単に交換するだけなので、特に難しいことはないはずだったのですが、意外に苦労しました。

これまでの製品とは、向きが逆で、大きさもかなり違っているのです。

そのため、同じ場所に取り付けることができず、配管の向きを変えたりしなくてはいけませんでした。

取り付けるのに、無理に管を折り曲げたりすると破損してしまうと大変なことになりますので、時間をかけてゆっくりと作業をしました。

結果、とりあえず設置はできましたが、納まりが非常に悪い状態です。

いずれやり直すことにして、今回はとりあえず終了。

確認

次に、お湯と水の出方の確認をします。

とりあえず冷水と温水が出ればOKですが、注意が必要なのは圧力です。

シャワーを含めて圧力が十分なら問題はありません。

そして、ミキシング弁は38℃がデフォルトの設定ですから、何度で供給されるかも確認します。

出てくるお湯の温度は37.5℃でしたが、0.5度の違いはかなり正確ではないでしょうか。

中国製のミキシング弁でも、しっかりとした性能があることが確認できました。

シャワーの水圧も問題ないレベルなので合格と言えます。

ただ、中国製が嫌な人のために、日本製のものもご紹介しておきます。

こちらは日本サーモスタット製で、ちょっとお高めですが業務用なので安心だと思います。

いずれにしても、ミキシング弁は5年過ぎたら時々チェックしてみましょう。

永久に持つ製品はありませんので。

シャワーの圧力がアップ

3月29日、配管をやり直しました。

大幅に管を短くし、バルブ類など余計なものを撤去しました。

当初の設置は専門家にやってもらったものですが、長めの配管とバルブ類が多い状態でした。

特に赤丸で囲んたL字管は問題で、かなり水の流れをロスしているのではと以前から思っていました。

壁に沿わせるために使ったのでしょうが、機能よりも見た目を気にしたのでしょうか。

普通のエルボだったら問題なかったはずです。

また、メンテナンスがしやすいように仕切弁が温水・冷水ともに1か所ついているので、ロスは少ないかもしれませんが、お金が余計にかかっています。

自分で部品を買ってきて付けるのなら数千円ですが、頼んだ場合には1万円以上になってしまうでしょう。

※L管はこの部分についていました。

実際、ミキシング弁周りのような狭い場所ではフレキ管を使う方が有利ですし、エルボなんてほとんどいりません。

しかも、簡単で安く済みますからメンテナンスも有利です。

ということで、今回のやり直しの結果、シャワーの勢いが徐々に減る現象が改善されました。