私は長いこと家庭菜園をやっていますが、トマトを作るのがあまり上手ではありません。

と言うか、農薬や肥料を使わないで作りたいと思って試行錯誤をやっているからです。

出来ないことではなくて、うまくやっている人が大勢いるので。

一度、自然農をやっている方にも指導を受けましたが、やはり自分で経験しないことには物になりません。

技術とはそういうものです。

そんな中、昨年の春に垂直仕立て栽培を知り始めてみました。

何分初めてのことなので、当初はうまく行かず、実が生るのが大幅に遅くなってしまいました。

結局、食べられるようになったのは9月になってから。

沢山生った実は、大半が赤くならずに寒さが来てしまいました。

せっかく大きな実をつけたのに、もったいないと思い追熟を試みたものの、霜に当たってしまったものは茶色くなりダメでした。

でも、一部は写真のように赤くなり、それなりに美味しく食べられたのです。

今年は春先から順調だったものの、なぜか花芽も少なく不作でした。

色々と調べてみましたが、夏の暑さが原因だったようです。

トマトは高温には強いですが、それも程度問題で、暑すぎる場合には遮光シートなどで被う必要があったようです。

暑さ対策はこれまで意識してこなかったし、その必要性もあまり感じてはいませんでした。

でも、最近の猛暑では流石にダメだったのでしょう。

来年はきっちり対応したいと思っています。

追熟と片付け

今年は実の数が少ないだけでなく、昨年に較べ硬い感じがします。

昨年のは、青かったものの透明感があって、このまま日に当てれば赤くなるような雰囲気がありました。

今年のはそれがない。

まぁ、そもそもダメ元なのでやってみるしかない。

うまく行ったら儲けもの。

さて、本日はトマトを片付けました。

まだ霜が降りていないので葉も青いですが、もう限界です。

背丈は2.5m以上にもなりました。

これだけ大きくなったのですから、本来なら実もたくさん着けてもおかしくなかったはずです。

下の写真は西側に植えたトマト。

こちらの方が後から植えたのに、収量は少しだけ多かった。

多分、ここは午後からしか日が当たらないので、その分暑さが違ったのかも知れません。

でも、収量は昨年の1/4くらいで比較になりませんが。

また、右側に植えた中玉トマトは、ダイソーで買った種ですが甘くて美味しかった。

100円なので種はもちろん少ないですが、家庭菜園では十分な数があり、発芽も問題ありませんでした。

普通に種を買うと、余ってしまうばかりでなく、来年のために保管をするのが難しい。

古くなれば発芽率も悪くなります。

できれば残さないように使い切りたいので、ダイソーのように少量で安く売ってくれるのは有り難い。

なお、切った茎や枝は小さく刻みました。

すぐに堆肥にならなくても、枯れれば草マルチのようにして使えますからね。

自然栽培農家さんのYouTubeなどをみると、皆さん揃って草マルチが非常に効果的だと言います。

私もやっていますが、これは間違いないですね。

さて、背丈の高いトマトを片付けると庭がスッキリしました。

後作には、のらぼう菜の苗を育てているので、もう少ししたら定植しようと思っています。

脇芽を挿し木で越冬に挑戦

さて、来年のトマト栽培ですが、種は残っていないので再度購入する必要があります。

苗でも良いのですが、10本も買うと結構な値段になりますから、やはり種から育てるのが安いだけでなく楽しめます。

それと、少し前に書きましたが挿し木で越冬させる方法です。

今回、早速挑戦してみました。

挿し木の方法は、以下の記事を参考にさせていただきました。

室内で越冬させたミニトマト株を春先に畑に定植して豊作

ま、上手くいくかどうかは分かりませんが、とりあえずやってみましょう。

トマトは丈夫なので、挿し木はうまく行くとは思いますが、問題は越冬です。

これは、倉庫の中に小さなビニールハウスを用意する予定です。

この倉庫は、しっかり作ってあるので暖かいのですが、そこに小さなビニール温室を置いて入れれば大丈夫かと思っています。

昨年は、ダンボールの中に入れたサツマイモやサトイモの保存も問題ありませんでした。

他にもサツマイモの苗も越冬させることになっています。

私の場合、野菜をうまく作ることよりも、お金を使わないで楽しめるかどうかが重要です。

普通に作るだけじゃ面白くない。

価値観はそれぞれですが・・・