9月も中旬になりましたが、まだまだ暑い日が続いています。
しかも、昨晩は熱帯夜。
さすがに朝晩の気温は若干下がってはきたもののの、日中は真夏とさほど変わらないくらい厳しいです。
でも、エアコンをつければ電気代が大変なので、最近はもっぱら扇風機の出番が多くなりました。
電気代があまりにも高いので、なるべく使わないようにするしかありません。
さて、これだけ気温が高いと利点もあります。
毎日お湯沸かしに使っている真空管は、いつもよりも簡単に温度が上がります。
なぜ気温が高いと温度が上がりやすいかと言うと
1)そもそも水温が高い(23℃近くあります)
2)気温が高いため放熱が少ない

そのため、朝から天気が良ければお昼ごろには沸騰してしまいます。
天気がさほど良くなくても、明るい空ならば夕方には50℃以上には普通なります。
つまり、お湯が沸くと言うことは、この真空管の中にかなりの熱が閉じ込められていることになるわけです。
どれくらいになるのか計算してみましょう。
真空管内の水の量を1リットルとして
23℃(朝) → 78℃(夕)
55℃上昇しましたが、その熱量は
1000cc×1Cal×55=55,000Cal=5.5KCal
※1Cal:水1ccを1℃上昇させるために必要な熱量
5.5KCalって結構多いと思いませんか。
それから、当然ですがその分周囲の気温が下がっているはずです。(理論上)
けれど、それは微々たるものだし、空気の対流もあるので感じることはありません。
でも、水に熱を溜める(お湯にする)ことで、その分お湯を沸かさないで済みますから燃料が要りません。
それを個人ではなく、国全体でやればかなりの効果があるのではないでしょうか。
日本のように石油も天然ガスも出ない国は、何よりも先に太陽熱利用をやる必要があります。
昔はそうだったのですが、今はすっかり忘れてしまい、ガスや灯油だけでなく電気でお湯を沸かしています。
ですが、これではいつまで経っても日本は豊かになれません。
だって、太陽熱というタダで使えるエネルギーがあるのに、わざわざ外国に巨額のお金を払って燃料を買っているのですから。

太陽熱利用を真面目にやれば、少なくとも2~3割輸入が減るのではないでしょうか。
こんな簡単な理屈も分からない日本人は、ハッキリ言ってアタオカですね。
コメントを残す