【安全?】薬の臭いのする輸入オレンジ

コロナ自粛で出かけられないので、気分を紛らわすため最近2回ほど輸入オレンジを買ってみたのですが、これが何やら薬臭い。
気のせいかと思い、もう一度買ってみてもやはり臭い。
もちろんポストハーベストと呼ばれる農薬がかかっていることは知ってはいるけれど・・・
この際なので調べてみました。
分かったことは、オレンジの場合、皮を剝いても果肉に10%程度浸透しているらしいこと。
これはちょっとショッキングなデータですね。
他の輸入果物を調べたのが以下の図表です。
詳しく見ていくと、オレンジかける薬剤はほとんどがイマザリルとTBZのようですが、皮に89.1%、果肉に10.1%が残留している結果となっています。
他の果物も見てみると、ほとんどが果肉まで浸透していることが分かります。
まぁ、コンテナ船で運んでくるのでどのくらいの日数がかかるのかは分かりませんが、何もしなければ途中で腐ってしまうので、これは必要悪なんでしょうね。
農薬の説明が小さくて読めないので、拡大したものがこちらになります。
全て殺菌剤、いわゆる防カビ剤なんですね。
ただ、発がん性とか催奇形性があるとのことなので注意が必要です。
一方、国産のものにはポストハーベストの使用が禁じられているらしく検出はされていません。
と言うことは、やはり国産の果物にした方が無難と言うことですが、国産は国産でたっぷりと農薬を使って栽培していますから安全性については議論のあるところでしょう。
今回は、ADウオーターを吹きかけておいて、その後に水洗いしたら薬臭さは消えました。
しかし、残念ながら皮を通り越して果肉に10%入ってしまっています。
やはり国産の果物を買って、ADパウダーで洗ってから食べる方が安全ですね。
ADパウダーは強力な抗菌剤ですが、強いアルカリ性のため農薬を落とす力があります。
1gを1リットルの水に溶き、5~10分程度浸すだけでOK。
コロナウイルスも怖いですが残留農薬も怖いです。
注意して生活しましょう。