太陽熱利用で地球温暖化阻止!

【重要】静止空気層がなければ遮熱材は機能しない。

2019/10/05
 
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nonofho
健康で穏やかな生活がテーマです。省エネの方法やDIY、家庭菜園、健康になるための方法などを書いています。1952年生まれ。栃木県在住。

 

とちぎエネットです。

 

住宅の断熱性能を語るときには、断熱材の厚みや材質ばかりが強調される傾向にあります。

しかし、自然界における熱の大部分は輻射熱であり、断熱材だけではなく遮熱材も使わなければ不十分です。

 

なぜ遮熱材が使われないかと言うと、多くの人が断熱と遮熱は別物であることを理解していないためです。

また、遮熱材があまりに薄い部材のため信用されないこと、背後に静止した空気層がないと効果を発揮しないことが普及を妨げていると感じます。

 

と言うことで、今回は「静止空気層」について解説します。

 

  1. 遮熱材の使い方のコツとは

 

 

1 遮熱材の使い方のコツとは

 

遮熱材(サーモプロテクト)は、輻射熱を反射する材料ですが、使う場合には「静止空気層」を設ける必要があります。

ただの空気層だけではだめで、静止していることが必要になります。

 

実は、これが分りそうで分らない現象なのです。

 

下の図はカタログの解説図です。

壁の中にサーモプロテクトがありますが、前後に静止した空気層があるのがわかるでしょうか。(赤茶色の部分)

 

 

もしこの部分がないとすると、サーモプロテクトは板に直接貼り付けることになります。

その場合には、輻射熱がサーモプロテクトに当たると発熱し板に伝導し室内に熱が入ります。

 

つまり効果がありません。

私もそうでしたが、これが遮熱材を理解できない一番の理由であると思います。

 

トロ箱(発泡スチロールの箱)を使って実験したものがありますので参考にしてください。

 

保冷実験】サーモプロテクトをトロ箱の内側に貼ると保冷効果が抜群に向上する

 

 

 

この実験では保冷剤を中に入れ、トロ箱の外側にサーモプロテクトSを貼ったのですが効果は使わないときと変化はありませんでした。(背後に静止空気層がない状態)

写真をご覧ください、これは冷気が逃げていることの証明です。

 

 

つまり、このやり方では何の意味もないことが分ります。

 

そこで、今度は内側にサーモプロテクトSを貼ったところ、大幅に保冷効果が向上しました。

 

 

 

写真でも分るように、背後に発泡スチロールの壁があります。

発泡スチロールは、中に空気が詰まっていて動くことはありません。

 

これが「静止空気層」なのです。

 

たったそれだけのことで、これほど大きな違いが出るのです。

サーモプロテクトSは、たった0.2mmの遮熱材なのですが、物理特性である熱貫流抵抗は3.8㎡・K/Wです。

 

2 断熱と遮熱を提案する

 

この考え方を踏襲し、使い方さえ間違わなければ冷暖房効率抜群の家ができるのは間違いありません。

ただ、そこで問題なのは殆どの建築士や工務店は輻射熱を意識しておらず、このような遮熱材を使うことは稀です。

私は土木が専門ですが、古い技術から新しい技術に移行する際には激しい議論と葛藤が生じることがよくあります。

 

建築は材料が多種多様ですから、安全確実を最優先に考えるのは当然とは思いますが、それでも理屈に合わない工法を続けるのはいかがかと思います。

全体の7割の輻射熱に対応しないことは、単なる石頭ではではないでしょうか。

 

なので、使いたい材料があればこちらから提案してはいかがでしょうか。

それなら誰も文句を言いませんからね。

 

3 まとめ

 

一級建築士、ベテラン大工などと言っても所詮全てのことを知っているわけではありません。

私は、30歳で小さな家を建て、その後2度のリフォームを経験しました。

 

そこで感じたのは、建築士や工務店が全く信用できないこと。

最初に家を建てたときには、断熱材(グラスウール)を5cmから10cmにするだけでも大騒ぎでした。

お金は出すと言っているのに、工務店はその必要がないと頑なに拒まれました。

 

次のリフォームは業者を外してしまったので、その反省から直近のリフォームでは一級建築士を頼みました。

しかし、これも自分の専門以外は大した知識は持ち合わせていませんでした。

 

このように建築士とか工務店は、仕事はできるけれども断熱や遮熱の知識など望むべくも無いことが分りました。

結局は自己責任でやるしかないと思います。

 

 

 

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