太陽熱利用で地球温暖化阻止!

【真空管式太陽熱温水器】分離分割型設置のポイント

2019/05/10
 
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nonofho
元農業土木技術者。農地、水路、道路などの測量設計から現場監督まで42年間携わりました。自然環境に興味があり、長年那須連山を写真撮影していました。その中で地球は確実に温暖化へ向かっていることを実感し定年後は、環境製品の販売を第二の職業にしています。1952年生まれ、栃木県大田原市在住。趣味は写真、音楽、読書、DIY。

 

とちぎエネットです。

 

しばらくぶりに分離分割型の設置を行いました。

分離分割型はタンク一体型と違い、熱交換のための循環系が別途必要になりますが、特に設置が難しいわけではありません。

しかし、しっかりポイントを抑えておかないと後々トラブルの原因になりかねないのは事実です。

そんなわけで、間違いのない設置のポイントを解説します。

 

  1. 全体構想
  2. タンクとワークステーションの位置を決める
  3. コントローラの取り付け
  4. 接続部品の調達
  5. 採熱器の組み立て
  6. まとめ

 

1 全体構想

 

今回は300Lなので下図のような構成となります。

なお、図の左の電気ヒーターは使用しませんので無視します。

分離分割型300L 採熱パネル2枚

 

分離分割型の採熱方式は非常に単純で、貯湯タンクと採熱パネル間にパイプで水を循環させ貯湯タンク内で熱交換する仕組みです。

そのため、貯湯タンクと循環系は完全に分離されているので「分離分割型」と呼ばれています。

 

採熱はタンク内の水温と採熱器の温度差が8℃になると循環ポンプが作動し、貯湯タンク内で熱交換して4℃差になると停止します。

これを繰り返すことで徐々にタンク内の水温が上昇します。

 

ちょっと見た目にはワークステーションがあるので複雑そうに見えますが、特に難しいものではありません。

 

2 タンクとワークステーションの位置決める

 

作業の手順は、最初にタンクの位置とワークステーション、コントローラの位置を決めます。

これはできるだけ近い位置にするようにしてください。

そうしないと、無駄に配管が長くなったり温度センサーコード(3m)が届かなくなったりします。

 

赤い印のところが温度センサー

 

また、タンク周りはフレキ管を使うと楽に設置できます。

 

ワークステーションの固定

 

 

3 コントローラの設置

 

コントローラは、ディスプレイと本体に分かれています。

本体はワークステーションの側に設置し、ディスプレイは3mのコード付属しているので、その範囲で取り付けます。

 

コントローラ SR81

 

本体への接続は、以下のように接続すれば間違いありません。

センサーコードのうち、T1は採熱器との接続ですが、付属品は1.5mのため必要な分の延長コードを別途購入する必要があります。

なお、T2のコードは3mありますのでその範囲内にするようにします。

 

 

結線状況

 

循環ポンプ本体側の接続です。

 

カバーを外して接続します。

 

電気の配線は見ただけで嫌と言う人もいますが、更に詳しい説明書を付けますので安心してください。

 

4  接続部品の調達

 

タンク及び採熱器の仕様は基本的に3/4となっていますが、循環系の配管は13Aで良いかと思います。

20Aのパイプで配管するなら異径ソケットなどの部品が不要ですが、太いパイプは取り回しが難しいのであまりお薦めしません。

また、採熱に関してはほとんどメリットがないと考えます。

 

貯湯タンクとバルブ類の接続状況

 

採熱器及びタンク周りは前述のしたように3/4の径となっていますから、13Aにする場合には異径ソケットを用意してください。

ボールバルブなどは付属しませんので必要に応じて用意してください。

 

5 採熱器の組み立て

 

今回は屋根用なので非常に簡単なものです。

上下を固定すれば、ヘッダーと真空管で剛性も十分に確保されます。

 

採熱パネル組み立て完了

 

ここでの注意点は以下の通りです。

1)フレームは正確に直角に組み立てる

2)フレームとヘッダーの孔を平行にする

3)真空管がうまく入らないときはヘッダーの角度を調整する

なお、細かい部分は取り付け説明書の図面をご覧ください。

 

 6 まとめ

 

今回はユーザー様(西郷ゆば工房)が施工することになっていましたが、忙しいとのことで基本的な部分のみをお手伝いをしました。

非常に簡単に、そして手早く終了しましたので私としても一安心です。

もちろん事前の準備はしっかりしましたが・・・

 

今回分ったことは、タンクへの接続や採熱パネルなどの組み立てまではさほど抵抗は無いようですが、循環系の配管とワークステーションの設置に不安があるようでした。

特に難しいわけではないのですが、やはり経験したことのないことは敬遠されるのかも知れません。

 

この点に関しては、正確な仕様書を準備することにいたしました。

分離分割型を検討されている方はお問い合わせください。

 

分離分割型は、タンク一体型とは違って自由な設置ができる発展性のある機種です。

家庭用はもちろんですが、本来は業務用としてお使いいただきたいものです。

 

西郷ゆば工房は、2019年5月からの営業開始と伺っています。

真空管式太陽熱温水器で大幅な燃料費削減が期待されますが、果たしてその効果は?

ご期待ください!

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元農業土木技術者。農地、水路、道路などの測量設計から現場監督まで42年間携わりました。自然環境に興味があり、長年那須連山を写真撮影していました。その中で地球は確実に温暖化へ向かっていることを実感し定年後は、環境製品の販売を第二の職業にしています。1952年生まれ、栃木県大田原市在住。趣味は写真、音楽、読書、DIY。

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