年間を通して需要の多いキャベツですが、今年の秋キャベツは不作で、価格もかなり高くなっているようです。
そんな中、我が家のキャベツもまだ収穫できるまでには至っていないのが残念です。
まぁ、年内くらいには小さいのが獲れるとは思いますが、このままではダメなので何らかの対策をしないといけません。
私は垂直仕立て栽培をしているわけですが、春(5月植え)のキャベツはうまくできても、秋のキャベツはいつも途中で失速してしまいます。
この原因は、晩秋の日照不足であることは分かっているのですが、なかなか良い場所が見つけられずにいます。
今回も同じ轍を踏んでしまいましたので、日照時間をきちんと検証してから次の春どりキャベツを植えることにしました。
苗の方はやや遅れていますが、概ね順調に育っていて、現在本葉が4枚なので5枚になったら定植する予定です。
品種は「春よ恋」、極早生種です。
種袋の裏側の栽培例(中間地)では11月中旬までの定植となっており、遅れている印象ですが、今年は季節外れの高温が続いているので関東北部でも暖地を適用して大丈夫では思っています。
ただ今日は11月30日、明日から12月ですからもう植えないとまずいです。
急ぎたいと思いますが、肝心の植える場所がまだ決まっていません。
冬の日照を確認する
さて、我が家の家庭菜園の日照についてはこれまで把握はしていたつもりですが、詳細な時間までは明確にしていませんでした。
そのため、今回はきちんと検証してできるだけ日照の多い場所を選定します。
まず、前庭の畑は前の家の日陰になるので除外します。
日照時間の確認
候補としては、西と東のどちらかです。
下の写真は西側のお昼ごろですが、隣家の2階の陰になり午前中の日差しはありません。
ようやくお昼ごろになって日が射してきます。
反対から見るとこんな感じで、まだ燐家の2階屋根に遮られているのが分かります。
一方、東側はどうでしょうか。
同じ時間(お昼ごろ)ですが、正面の柚子の木に若干光が遮られているものの十分な日差しがあります。
日照時間はどうか
西側も午後の1時過ぎには全体に日差しが当たるようになりました。
冬の場合、有効な日照はせいぜい3時までですから、ここは最大でも3時間、野菜を作るにはかなり厳しい条件です。
一方東側は、午前8時ごろから午後1時近くまであることがわかりました。
実質4~5時間はありそうです。
結論
と言うことで、日照時間がハッキリしましたので東側の土手に決定します。
キャベツ苗は13株あるので2か所に分散して植えることにしますが、まず現在カブを作っている場所(写真中央の列)です。
まだ収穫が残っていますが、もう少しで終わりなので、カブを抜き取った間に8株。
それから、万願寺唐辛子の後と大根の間に5株を植えることにします。
午前中は天気が良くても気温が上がるにつれて雲が出てくることが多いので、午前中に日差しが当たる場所に植えた方が有利です。
この点でも西側はかなり不利ですね。
また西側は土手(斜面)なので風の当たりも弱く、野菜作りにとっては悪くありません。
一般的な栽培法では無理な話ですが、垂直仕立て栽培ならではと思います。