太陽熱利用で地球温暖化阻止!

【安くて良い物はない!】間違いのない真空管式太陽熱温水器の選び方とは。

2019/11/04
 
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nonofho
元地方公務員。農業土木技術者。農業基盤整備の設計・施工に係わること42年、そのノウハウを生かして自然エネルギーの有効利用を考えています。栃木県在住。

 

こんにちは、とちぎエネットです。

 

前回は「誰でもできる圧力型真空管式太陽熱温水器」について書きました。

もしかすると、太陽熱温水器を使ってみたくなった方がいるかもしれません。

 

でも、お店には置いていないし、ネットの情報ではどれもこれも性能は素晴らしいことが書いてある。

良く分からないし、イマイチ信用できない。

 

そんなに良いものなら普通に売っていてもいいんじゃないの?

怪しい?

 

さらに中国製のようだけど、作りは大丈夫なの?

安かろう悪かろうじゃないの?

アフターサービスは?

 

次々と疑問が・・・

今回は、そんな疑問にお答えしたいと思います。

 

(目次)

  1. 値段はピンきり
  2. 中国が独占
  3. タンクにも差がある
  4. 真空管はΦ58mm×1.8mが標準
  5. ONOSI社の真空管式太陽熱温水器
  6. 直輸入でお届けします
  7. まとめ

 

1 値段はピンきり

 

当たり前の話ですが、良い製品は良い材料を使いますし、高い技術を使うとなれば熟練した職人も必要です。

なので価格が高くなるのは当たり前。

中国製だからといって安物ばかりを作っているわけではありませんから、そこは色眼鏡で見ないようお願いいたします。

 

分離分割型

 

 

写真の分離分割型 真空管式太陽熱温水器は、中国でもトップメーカーのONOSI社の製品です。

価格は、300Lタイプで約60万円。(税・送料込)

真空管や貯湯タンクは自社製、循環ポンプはOEMでドイツ製を使い耐久性にもこだわっています。

 

こちらは、タンク一体式の圧力型200Lで約30万円。(税込・送料込)

 

フレームはアルミに変更しています。

 

高いですか?

実物をご覧いただけないのが残念ですが、こんな立派なものがたったの約30万円で買えるのは、正直言ってかなり安いのではないでしょうか。

 

ところが、ネットで検索すると20万円前後の非常に安いものが見つかります。

見た目もデータもはさほど変わりません。

 

薄利多売なのか、そもそも安物なのかは分りませんが、太陽熱温水器は長く使う(使える)ものなので信頼性の高いものを選びたいものです。

 

例えば貯湯タンク。

インナータンクはステンレスですが、厚みを薄く、外装も塗装の工程を少し省略すれば製造コストは下がります。

でも、すぐに錆びてしまうかも知れません。

 

こういった製品は、手を抜くことなど実に簡単なことなのです。

一年以内に水漏れやサビなどが出れば、日本では不良品として当然交換です。

それでも中国国内や東南アジアでは通用するのだそうですが、私はそんないい加減なものを仕入れて販売しても面白くもなんともありません。

 

 

一体型の貯湯タンク

 

 

とちぎエネットでは、少なくても15年、できれば20年は使っていただきたい。

なので、架台は耐久性を考慮して当社では特注でアルミ製のものにしています。

 

長く使うには定期的なメンテナンスが必要です。

でも、できれば故障とかサビができるだけでないようになっていた方が嬉しくないですか。

 

そのためには、材料や製造工程を手抜きをしていない確かな製品をお届けしたいと思っています。

 

2 中国が独占

 

それから、誤解をされている方が多いので強調しておきますが、現在の中国は世界一の自然エネルギー大国です。

特に真空管式太陽熱温水器の普及は凄まじく、商品の多さと生産量は他の国の追随を許しません。

 

まさにどこの屋根にもついているという状況です。

写真をご覧ください。

 

上海のホテルから見た普及状況

 

これは上海のホテルから撮ったものですが、どこの屋根にも真空管式の太陽熱温水器が載っています。

この場所が特別なのではなく、どこへ行っても同じでした。

 

中国ではこれが当たり前。

太陽はタダの熱源ですから、普通に考えても使わない方がおかしいのです。

 

一方で粗悪品の横行も中国製の特徴で、良いものもあれば悪いものもあります。

生活水準はだいぶ上がってきたとは言え、まだまだ日本のレベルではありません。

 

そのため、太陽熱温水器を買うにしても先ずは安いもので、となるのでしょう。

屋根に載っているのはほとんどが自然落水型で、圧力型や分離分割型は高くて買えないのだそうです。

 

日本だって昔はそうでしたから。

 

分離分割型のヘッダー

 

製品が本当に良いもの、確かなものか、カタログなどを見ても実際分かりません。

なので、工場まで行ってきちんとしたものかどうかを確かめてきました。

 

工場に一度くらい行って何が分かるのか?

そう思われるかも知れません。

 

確かに工場検査(今回は見学)というのは事前に通知していますから、先方は良いところしか見せないはずです。

でも、私は前職で何度も工場検査をした経験があり、きちんとした会社はすぐに分かります。

 

毎日やっていることは誤魔化しようが無いのです。

ま、どこに着目するかは企業秘密ですが・・・

 

3 タンクにも差がある

 

太陽熱温水器には、一体型(圧力型と自然落水型)とタンクと採熱器が分かれている分離分割型があります。

いずれも、まともな製品ならインナータンクにステンレスを使っています。

 

インナータンク用のステンレス板

 

注意しなければならないのは材料の質と厚み、ステンレスは重いので薄いのを使えばかなり軽くなるわけです。

どこまで厚いのが適正かは分かりませんが、少なくとも材質と厚みは注意したいところです。

 

それから、公称容量200Lとあっても実質190Lというのもあります。

実質表示でなければ騙された気分になりますし、製造する台数が多いので、少しサイズを小さくすれば企業としてはコストダウンになるわけです。

ONOSI社の200Lの場合は、実質215Lでかなり多めとなっています。

 

それからタンク一体式のタンクの内部はほぼ空洞ですが、分離分割型のタンクはかなり複雑になっています。

なお、複雑に見えるからといって故障しやすいということはありません。

 

 

強制循環型のタンク

 

 

タンクの下部にコイル状の銅管を配して熱交換する仕組みを採用しています。

 

タンクの構造(分離分割型)

 

熱交換コイル

 

このように沢山の部品を組み上げているので、それだけコストはかかりますが、熱交換を高めるための技術と考えれば納得ではないでしょうか。

 

太陽熱利用で大切なことは、いかに効率よく採熱すること、そして逃がさないこと。

そこが燃料を燃やして熱を得ることの決定的な違いとなります。

 

4 真空管はΦ58mm×1.8mが標準

 

当社の真空管採熱器は、Φ58mm×1.8m。

これが一般的な大きさです。

 

分離分割型の真空管採熱器

 

圧力型のタンク一体型の場合には、200L用で真空管が24本の設定となっています。

幅が約2mになるので、概ね占用面積は4㎡。

 

なお、これよりもかなり小さいサイズの、Φ47mm×長さ1.5mの製品が輸入販売されています。

私が最初に購入したのがこれでした。

 

 

自然落水型。真空管が細く短いため扱いやすい。

 

製品自体は良いものでしたが、電磁弁を使うタイプだったので動作がちょっと不安定だったのが残念なところでした。

日本の住宅事情から考えると、真空管が小さい方が占用面積が小さくて有利な場合もありますが、採熱量は太陽光を受ける面積に比例する訳ですから、どう頑張っても小さいのは不利となるのは否めません。

 

一本の真空管を作るのに1.8mであろうと1.5mであろうとガラスの量が違うだけで単価はさほど変わりません。

それから、特殊なものだと長い間には製品が無くなることもありますし、たとえ手に入っても高価だったりします。

 

中国では様々な真空管が製造されていますが、やはり一番多いのは1.8mの真空管で、規格も統一されていいます。

これを買っておけば、将来もスペアにも困らないはずです。

 

余談ですが、オーディオの真空管(GEなど)は製造中止になっても中国製なら同じものが手に入ります。もしかすると、その技術が生きているのではないでしょうか。

それだったらとても嬉しいですね。

 

5 ONOSI社の真空管式太陽熱温水器

 

ここで、ONOSI社の紹介を若干させていただきます。

 

 

ONOSI社は、中国でも珍しい輸出専門の会社で、中国国内向けにはほとんど販売していません。

その理由は、中国では品質よりも低価格の製品しか売れないため、主にヨーロッパやアメリカに輸出しているようです。

 

2016年実績が12,000台で、その内日本が十数台・・・

日本はちょっと情けない数字ですが、今後増えれば嬉しいですね。

 

私がここ数年間で販売したONOSI社の製品は非常に満足のいくものでした。

何より設置後のトラブルが皆無。

 

特に圧力型は、CPが抜群で質の高さが感じられます。

 

地上設置の事例

 

当然ですが、1台1台漏水試験をしてから出荷されます。

 

漏水試験機

 

ヒートパイプの先端カバー

 

もちろん、私が使っている分離分割型(ベランダ型)も5年以上使ってますが故障は全くありません。

made in Chinaは、かつて日本でもそうであったように世界の一流品となる日も近いのではないでしょうか。

 

6 直輸入でお届けします

 

このように、とちぎエネットの太陽熱温水器は中国製です。

輸入するには船便(コンテナ輸送)となりますので、かなりの経費がかかります。

 

大量に仕入れれば1台当たりの輸入単価は下がりますが、売れるかどうか分らないものを大量に輸入してストックすることは、財力のある大手企業しかできません。

ストックしておけば倉庫代もかかるし、借り入れなら金利負担も発生しますので零細企業では困難です。

 

当社ではストックはしませんので、ご注文をいただいてから製造メーカーに発注します。

納期は約2ヶ月間いただきます。

 

何度も書きますが、直輸入ですので中間業者はいません。

倉庫代も金利負担もありませんから、大手さんとさほど価格は変わらないか、安いはずと思っています。

 

それから、ガラス真空管はデリケートで大きなショックを与えるのは厳禁です。

設置してしまえば滅多なことでは割れませんが、運搬中に強いショックを与えると割れてしまいます。

 

ところが、輸送中の取り扱いは非常に乱暴で、私も一度だけですが、真空管を追加で注文したら届いた時には全て割れていたことがありました。

この教訓から、当社では輸送は「木枠」で保護して輸入することにしています。

 

もちろん100%ではありませんが、かなり安心して輸入できるようになりました。

 

それから、真空管の取り付けなどやったことがある人は少ないはずで、慣れない作業ではミスはつきものです。

万が一割れたときのために数本スペアを用意いたします。(機種によって若干異なります)

 

7 まとめ

 

安くて良い物はないと書きましたが、もしかするとどこかに安くて良い物はあるかもしれません。

ですが、あなたが買える保証はどこにもありません。

 

知識も腕もある人ならたぶん買うことはできるのでしょう。

しかし、そこまでなるのにどれくらいのお金と時間がかかっているのか考えるべきです。

 

とちぎエネットでは、実際に購入し、使ってみて自信のあるものだけをお薦めしています。

単に輸入販売をしているわけではありません。

使ってみて満足してもらいたいので、設置に関するノウハウも公開しています。

 

誰でもできる真空管式太陽熱温水器の設置。 特殊技術は不要、あとはやる気だけ。

 

ただ、お伝えできないことも多いのです。

 

私自身は、仕事として選んだのでだいぶ遠回りをして技術と知識を得ましたが、その分お金もかかりました。

でも、普通は一度しか経験しませんから無難に設置していただきたいと思っています。

 

くれぐれも安物には手を出さないようにしてください。

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nonofho
元地方公務員。農業土木技術者。農業基盤整備の設計・施工に係わること42年、そのノウハウを生かして自然エネルギーの有効利用を考えています。栃木県在住。

Comment

  1. 伊藤 文雄 より:

    北海道ですが、設置は可能ですか

    • nonofho nonofho より:

      初めまして、野澤と申します。
      当社での太陽熱温水器の設置は困難です。ただ、設置そのものは簡単なので設備業者ならできるはずです。
      なお、北海道では凍結対策を厳重にする必要があります。

      こんな回答でよろしいでしょうか。

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